寝てる間に脳に働いてもらう

脳科学ってすごいですね。
私たちの脳について色々なことがわかっています。

今回は脳科学を応用して短期的な目標を効果的に、効率的に達成していく話です。
この内容は、「寝ている間も仕事が片づく超脳力」という書籍から来ています。

ちなみに、人は自分が必要としている情報しか目に留まらない、つまり認識しないようにできているそうです。
少しでも今回の記事で興味をもったなら、自分でもこの本を読んだ方がいいと思います。
ここで書く内容は、あくまでも私が重要と思ったものですから、盲点があるはずです。

https://www.amazon.co.jp/dp/434401409X/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_tCBMBbTCFQY6X

では、本題ですが、短期的な目標を達成していくためにやるのは以下のステップです。

1. 目標を整理する。
具体的には…
1ヶ月以内に達成したい課題を書く。
1週間以上に達成したい課題を書く。
明日すべき仕事を書く。

2. 寝る5分前にそのリストを確認して脳に意識させる。

3. 明日すべき仕事に対しては、それを達成した時のイメージをできるだけ具体的に思い浮かべる。
 例:「明日◯◯社へプレゼンをする」というすべき仕事に対して、プレゼンがバッチリ決まり、提案内容を気に入ってもらえたシーンを思い浮かべます。お客さんから何て言われたのか、その時の関係者一人一人の表情など、できるだけ具体的にイメージします。

4. ステップ3でイメージした仕事をするにあたって最初の一歩になることを過去完了形で書く。
 例:「明日◯◯社へプレゼンをする」というすべき仕事に対して、「◯◯社の会議室に入って席に着いた」と既に起きた出来事のように書きます。

5. ゆっくり6時間寝る。


それぞれのステップを少し解説します。

1. なぜ1ヶ月以内の目標かというところですが、脳に長期的な記憶が作られる前に短期的な記憶のバックアップが3~4週間ほど残るのだそうです。
だから、人間は直近1ヶ月くらいのことは臨場感を持って考えられるようです。
3週間の内に3回起きたことは長期的な記憶に残るという話も本の中に出てくるのですが、これもそのバックアップ期間と関係があります。

2. 寝る5分前というところですが、脳は寝ている間にその日の記憶を整理するのだそうです。
しかも、寝る間際の記憶から整理するため、大事な目標を寝る前にしっかり脳にインプットします。
脳は記憶の整理をする際にその目標を達成するために必要な情報を集めてくれるのだそうです。

3. 達成したイメージのところですが、人間の潜在意識(無意識と呼ばれる領域)では、本当か嘘か、良いか悪いかの判断はできないそうです。

※顕在意識と潜在意識のことを知らなければ、検索してみてください。面白いですよ。

また、時間の感覚もないため、既に起こったことか、まだ起きていないことかの区別もできません。
なので、先程の例のように、脳に既にプレゼンが大成功したと思い込ませることによって、自然とその大成功のために必要な情報を集めて整理してくれるようです。

4. 脳の大半を占めている潜在意識では前述の通り時間の感覚がありません。
なので、ステップ3で成功したイメージを既に思い浮かべていて、その上で最初の一歩が始まったと言い切ることで、脳が更にそこから先の情報を整理しやすくします。

5. あとはゆっくり6時間以上寝るだけなのですが、厳密には6時間ではなく、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを4サイクル分以上寝るのが良いそうです。
人によって1サイクルに対して±20分の差があるらしいので、自分にとっての4サイクルを見つけることが大切です。

試してみてください。